正面から 木造モルタル，トタン瓦棒葺きだが，三方にパラペットを立ち上げ，一見コンクリート建築のようにも見える。事務室はせいぜい四畳半ほどの広さ。 差し掛けがついて表情が変わったが，元来は裏面以外に突起部が一切無く，まさにキュービックなスタイルであった。 10年ほど前に改装を受け，内外ともにきれいになっている。基本的にシンプルな構成なのもあまり古さを感じさせない理由であろう。
	ホームへ 駅舎とホームの間に，反対のホームへの構内踏切があったが，跨線橋の設置により閉鎖されている。 向かい側は，敷地をわずかにひろげて設置したトイレ。もとはもっと小さい物がホームのはずれにあったが，ホーム延長により移転された。 通路の屋根は正面差し掛け同様にプラスティック波板製。
	新築当時 現在の駅舎が新築されて間もない頃の様子 周囲の建物もまだ茅葺きが大部分を占めていた中にあって，モルタル塗りのキューブは小なりとは言えかなりの存在感を示していただろう。 （当時の色はピンクに近いベージュであったと言う。）

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